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ココ色吐息

ワークショップ

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6/24 の日曜、昨日ですね。
東京都写真美術館で開催されたBW(モノクロ)プリントワークショップへ参加してきました。

プリント体験なので、フィルム現像はありませんでした。
(てっきりフィルム現像からだと思っていて、未現像しかないよーとか一旦焦ったのですが、
昔現像したやつでいいじゃないかと教えてもらい事なきを得たという馬鹿をしでかしました(笑))

上の写真は、その時使ったプリントの現像時間などのデータシート。

フィルムを引き伸ばし機にセットして、絞り値やフィルターを調整して、ピント合わせをして。
印画紙をセットして、感光させるのだけれど、
どの程度の濃度で焼き付けるかを見極めるために段階露光という作業をまず初めに行うんです。

ワークショップ_d0180285_2037864.jpg

↑ こんな具合に、グラデーションのように黒色紙で隠して、露光時間を変えながら感光させます。

その中で、このぐらいの色がいいだろう、と決まったら、その露光時間で今度は一枚全部、露光。

そして現像液→停止液→定着液→水洗という工程を行って、
よし、これだ、という明るさやコントラストを見つけるまで、それの繰り返し。

現像液に浸した時、あぶり出しのようにじわ~っと画が現れてくると、やっぱり興奮します! (*´艸`*)
けど時間との格闘なので、もういっぱいいっぱいで、初めのうち(いや最後まで?)もうパニックしていましたよ(笑)


暗室に入るのも、薬品を使うのも、自分で印画紙に焼き付けるのも全て初体験。
カメラの雑誌や本などで、どのようにして現像して、印画紙に焼き付けられて、
という一連の流れを頭では情報として知っていても、完全にその世界は未知の領域でした。
実際体験するのと、頭で知っているだけでは全然違いますね。
すごく刺激を受けましたし、知らなかった工程を実際知ることが、触れることができて本当に楽しかった!!

けれど、ヘコみましたね~(笑)

まず参加されてる方々の写真がほんとに皆素晴らしくて、自分の写真がすごく酷すぎて(笑)
やばい恥ずかしいってそこで打ちのめされ(笑)

3時間の講習時間の間に2、3枚プリントできるのですが、どれをプリントするか悩んだ挙句
これがいいだろうと個人的に気に入ってた一枚を選んだのだけれど、実際プリントしていると
そこの講師の方にバッサリと

「これは、テーマって何? 子供が撮りたいのか、このロープが撮りたいのか、それがはっきりしないと
ぼやけちゃってると、プリントするときにもどこに目線を持って行くべきか困ってしまうんだよね」

てなことをいわれてしまい、グッサー!!!(笑)

いやあ……。本当にイタイところを突かれた、と思いましたね~。。。

結構私の写真ってそういう意味では確かにテーマとか、どれを撮ったとかないなあ、って気付いて。

適当にパシャパシャ~って撮ってたのでも満足してるつもりはなかったけれど、満足しちゃってたんだなあ、
と自分でプリントしてみると、すごくそのアラが見えてくるんですよね。

現像されてプリントされて戻ってくるだけでは、見落としてるなあといろいろ感じることがたくさんありました。

いや、写真に限らず、私ってテーマというか、やりたいこととか、思っていることが散漫なんだよなあとも思いました。

もうほんと、凹んだー(笑)

でも、これから撮影する時の心構え、なんて言うと大げさですが、それが少しは変わった気がします。

もし次にまた暗室体験する機会があったら(いや、ぜひともまたやりたい!)
今回よりももうちょっといい写真撮れてそれをプリントできたらいいな。((´∀`*))

とてもいい経験ができました^^
by koco_hinata | 2012-06-25 20:45 | photograph