ココ色吐息

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さいきんのえほん

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 □ UXi200 □ 


よきタイトルが思いつかずにまんまなタイトルとなってしまいましたが、一番解りやすいので(笑)

最近になってよく絵本を買う。もっと娘が小さい時から親しむべきだったのですが、いかんせん私が本嫌いだったので(-∀-;)
三十になって今更ながらに読書習慣をつけると同時に、やっぱり私自身が気付いたのだから、
娘には私とは違い、本へ気軽に親しめるよう伝えていかなあかんなあ、と思ったのもあり。

とはいえ、偉そうにいうほど娘に読み聞かせていないのが現実なので、
ここに書くことで読み聞かせの機会は増やさねばとの戒めも込めまして(笑)

絵本を読み聞かせるのもしばしばある中、この頃では、自分から絵本を持ちだしてきたり、自作の紙芝居を作って、
今日はママに読んであげるね!と読み聞かせてくれることが増えた。

でもねえ、自作の紙芝居は愚か、字を読んでちゃんとその絵本を読むのではなく、絵を見た娘オリジナルの物語(笑)
当然ながら支離滅裂で、長島監督並の擬音に溢れとるw
が、それはそれで想像力の一端を担ってくれるかなあ、というささやかな期待を込めつつ聞いてますw
いずれはちゃんと字を見て読めるよう、手伝ってかなきゃとも思うけれども。

心意気はさておき(笑)以下、紹介w

写真に4冊写っちゃってるので4冊分。つまるところ長くなりそうなので、気になる方はMoreしてください(笑)

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by koco_hinata | 2013-01-13 16:51 | book | Comments(2)

ジェットコースターロマンス

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タイトル、ジェットコースターロマンスは、かの名曲でございますが、本題とキンキは関係ありません(笑)
本題は写真の通り、夢野久作『犬神博士』と、安部公房『箱男』

長編は苦手で時間がかかる、と言い続けているだけにやはり時間を要しましたが、それでも私にしては早い方じゃないかしら。
だいたい、気に入った作品だったり自分だけの解釈だけではなく他の見解も知りたい時など、検索をかけて掘り下げたりするのだけど
(でもPCは疲れるので、ちょこっとしか探しませんw)
そこで犬神博士についてジェットコースターのように、と表現されていたので納得していたら、
瞬時に「ジェットコースターロマンス」が脳裏に再生されたもので(笑)引用させていただきました。

どちらとも、物語の画がジェットコースターのように目まぐるしく展開していくのです。
だけど、ロマンスではないしなあ、と思ったのだけど、感銘を受けたからこそ敢えて若干の皮肉を込めてロマンスもありで(笑)


「犬神博士」は、書かれた時代も古ければ、舞台は北九州、主人公は大道芸人の少年。
ネットでちらっと見てみたところでは、暫く絶版になっていたらしく、差別用語もバンバン飛び出します。
当然、スラスラ読めるわけもなく、スマホの辞書が欠かせない(笑)
辞書でも載ってない言葉も多く調べながらの読破は時間かかりました。

前半も展開は激しいのですが、特に後半の展開のスピード感のが激しいかも。
中間にいくまではまだ主人公やその周辺の登場人物、環境が刷り込まれてなかったのが、
後半に進めば進むほど疾走感は増して、読み手の自分までもがその中に入り込んでしまった気になってくる。

一人の少年があるがままに生き、あるがままに行動しているだけなのに、不思議なほど人を惹きつけていく。
《超能力》とまで言わしめて、大の大人たちを平然と動かしていくのが痛快。
時に窮地にも陥ってハラハラもさせられるけれども、主人公の動じない語りぶりに肩透かしを食らうよう。
万事うまくいったように思えたと思いきや、子供の些細な思いつきによって大変な事態にまで発展してしまう。

物語は成長した少年が、その幼少期に活躍してみせた武勇伝のようなものを語る形式で進むけど
結末は唐突に訪れて、しばらく途方に暮れてしまった(笑)

でもそれでも不思議とその結末に首肯してしまう。何も理解できていないような気もするのに、なるほど……と呟く自分がいる。

謎めいた世界観でも読んでいる側を惹きつけるところが夢野作品の魅力なんだろうなあ。と思ってみたり。
この作品で、後半に「ドグラマグラ」というフレーズが出てきていたので、夢野作品に魅了されているならば
やはり『ドグラ・マグラ』には着手せねば……? と些か義務のようにも思えてまいっております(笑)


さて一方、安部公房「箱男」 こちらもまた夢野作品とは違うベクトルで謎だらけの迷宮小説。

安部公房の作品もまた特殊なので興味深く、以前「砂の女」を読んでハマったんだけど、これはすごかった。
ほぼ一日で読み終わり、娘の相手も放り出して齧りついてまでひたすら読んでしまったのだから珍しい。
でもそのくらい「砂の女」は面白かったし、あまりの巧妙さに途方に暮れて(途方に暮れてばっかりw)
もう言葉を失ってしまいそうでした(笑)北島康介じゃないけど、「なんもいえねえ」って状態でしたよ(笑)

で、これまた「箱男」は更に難解。どう説明したらいいのかも解らない。何がなんだかわからない(笑)
簡単なあらすじだけご紹介すれば、主人公はダンボールを頭からすっぽりかぶって都市を徘徊する男の話。
そのうち、贋箱男が登場したり、ある看護婦との恋愛が描かれたり……。
本の裏表紙に書かれたあらすじだけで、一体何なの、と興味を惹かれる方も多いと思うんだけど(私もそうでした)
箱男なんてオモシロソーなんて軽い気持ちで読み始めた自分をまず恥じ、憂いました。

何なんだろう。何なんだろう、この物語。

「砂の女」の時も思った、荒唐無稽なのに、ところどころちりばめられたリアリティ。開けてはいけないパンドラの箱のような小説……。

元々ね、安部公房の名を知ったのはグレイプバインの田中君が好きな作家だとずっと前から公言してたから。
物凄く田中君が好きなので、リスペクトした挙句読もうとしたんだけど、
十年くらい前は活字がてんで駄目だったのでまるで読むことができず挫折したような気がする。

田中君が過去、雑誌連載していたのを書籍化した本で安部公房について書いていたんだけども
そこに「おれにはこの文章を面白くする自信がなくなってきた」とあって、毎回笑っちゃうんだけど、わかるよ(笑)

安部公房に限らず本の感想を書く度に、これ以上語るのはもはや恥ずかしい、と何度となくお蔵入りになってます(笑)
そしてやはりこれ以上、うまいことは書けそうもありません(笑 書けたこともないけどw)

でもやっぱり夢野久作も、安部公房もまだまだ知らない作品は多々。これからも読むと思います。
そしてまた、途方に暮れるんでしょう……。いや、もしかして私は途方に暮れたい、のかも……?
君をさらいたい、いいだろ~だしね……。(無理矢理)

よし、今度カラオケ行ったら、ジェットコースターロマンスは歌っておくことにします。
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by koco_hinata | 2012-11-23 23:26 | book | Comments(2)

見詰めてみる

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こんばんわ。本日は旦那はん、上司に連れられギーロッポンまで行っております。
その上司さんの場合は、六本木の有名なクラブに連れて行かれるらしいから、行きたい、と言ってるけど、まあ、叶えてくれません。
いいなあ、めっちゃ美人ばっかりなんだって、私のが行きたいよ!!
旦那はヤダなあ、なんて贅沢を言うので、だったら代わってほしいです。フンッ!

さて、そんなわけで時間ができたんで、更新したばかりですがまた更新。書けるときに書かないとねww
前回に続き書けたら書きます、と言った本ネタで。あくまでも私個人の感想ですので悪しからず(;^ω^)


□フランツ・カフカ 「変身」

朝起きたら、巨大な毒虫に変わっていた、というとっても有名な小説です。やっとこ読みました(笑)
海外ものはいくつか買ってはおいてるんだけど、なんだかまだ読めていないのが実情なのですが、
カフカの「変身」だけはものすごく読みたかった。

朝起きたら毒虫、っていうだけでもとても興味をそそられるのだけれど、カフカ自身にも興味があったから。

以前、読売新聞の一面に掲載されている編集手帳というコラムを読んでいたら、
現代のいじめなどによる自殺者が多いことと、カフカの生涯とを絡めていて、少し胸を熱くしたことがありまして。

カフカはとってもネガティブな人で、絶望しきって生きていた人。
残した文学が評価されるようになったのは彼の死後で、生きている間には認められることがなく、
結婚を切望していたのに家庭を築くこともできないまま、孤独な40年のその生涯を閉じたのだそうです。
何一つ叶えることも、成すこともないまま、後ろばかり見ていた人生。
下記少し引用。

  将来に向かって歩くことはぼくにはできません。将来に向かってつまづくこと、これはできます。
  いちばんうまくできるのは、倒れたままでいることです。(フェリーツェへの手紙より)

このカフカの後ろ向きに触れ、コラムにはこう書かれてました。
それでもカフカは自殺だけはしなかった、倒れたままでいたからかもしれない。
生きるのも嫌と思った時はどうかそこに倒れてくれないか、と。

全文引用してしまうのも宜しくないと思うので、あまり書けないのが残念ですが。。
読売新聞で会員登録しないとネットでは見れないんですよねぇ。(;´Д`)

でも、そんなカフカに、カフカの生き方に触れてそのように書かれていたコラムに、胸が熱くなってしまいましたよ。

だから、余計に「変身」は読みたくてしょうがなくなって読んだわけです。

印象的な始まりなのは有名だったので知っていたけれど、そこからの想像で
毒虫になった主人公が毒虫としての生涯の生きざま? 毒虫の主人公ありきの内容なのかなと勝手に憶測していたのです。
でも読みきってみると、これは毒虫になった主人公が主人公ではなくて、毒虫になっちゃってるのに脇役だった。
(笑)
すみません、すごくよくわからないですね(笑)

あくまでも主人公はグレゴール(毒虫になっちゃった人)じゃなくて、グレゴールを取り巻く家族や知人なのだと気付かされる。
毒虫になってしまったグレゴールの目線から、そこに犇めく人々の動きが繊細に描かれていたことに読みきってから気付くんです。
その秀逸さたるや。評価されて当然です。

最終的に非業な結末をグレゴールは迎えてしまうのだけれども、
それでも残された家族たちの時間は変わりなく延々と流れ続けることを最後までグレゴールの目線で描かれてます。

変身というのは、単にグレゴールが毒虫に変身してしまったことだけについて言っているのか、それとも別の視点があるのか。
噛み砕く度に新しい側面が見えてくるような、深さがありました。また改めて読んだときに、違う気持ちを抱くような気がします。

私が買った文庫本にはもう一遍「ある戦いの描写」という話も入っています。こちらもこちらで深い。ちょっと難しかったなあ。
男同士の対峙を描いているんだけれど、もしかしてその背景には別の意味が隠されていたりして……、と窺ってみたりして……。
違うかもしれませんけどw


□村上龍 「ダメな女」

こちらはエッセイです。ダメな女と題されていたら、そりゃ手に取っちゃうって(笑)駄目女だものwww
でもライトなダメ女の言及なだけ、だと思うとちょっと怪我します(笑)

古本屋で見つけたので、今読む私は少し時代錯誤な部分があるのだけど、
私がちょうど高校生か、二十歳前後の頃くらいに書かれたものじゃないかと。
だから、一番多感といえば多感な時期の時事問題とも織り交ぜられて村上流女性論が繰り広げられてる。

あー、あんな事件あったなあ、と少しタイムスリップしながら、あの頃の私はどうだったろう、じゃあ今の自分は?
と、見詰め返しながら読んでいたように思います。

そしてやっぱり結論としては、私、ダメな女だわw

だけど、あーあ、ってがっくり肩を落とすわけでもなく、逆に背筋を伸ばされる感覚。
できれば、タイムリーである10年ほど前にこれを読みたかったですね(笑)
そしたら、もう少しマシな20代送れたんじゃないかなあ~……なんて言ってる30歳の私じゃ、ダメダメね(笑)

そうじゃない、そうじゃない。そういうことじゃないのよ。

30代の私。ダメな女かも……と危機感を忘れない女でいようっと(笑)


ではでは、こんなところでおしまい!
またいくつか読んだら感想書きたいと思いむぁっす!
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by koco_hinata | 2012-10-26 20:09 | book | Comments(4)

急ぎ足で

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こんばんわあ。(o´∀`o)ノ
こんな呑気な顔文字使ってる場合じゃありません、寝なさい、という時間だし体調ですが、書くのだ。書きたい気分なのだ。

写真が撮りたくなると写真を撮りにいけない事情になってしまう自分の、運命と書いてサダメ(大げさ)をどうにかしたいですが、
ひとまず写真が撮れていないどころか出かけることすらままならないので、本ネタ。

元々活字を読むのは得意ではなかった、とは何度も書いているけれども、最近段々と前よりはペースが早くなりました。
新聞読むようになったのも一因かなあ。
でもやっぱり読むのは遅いのです。そして長編となると更に遅れ、あれよあれよと読み終わらないまま一月が簡単に過ぎてしまう。
特に古い小説は、いちいち辞書を引きながらになってしまうために更に時間がかかる(笑)

それで読書自体が疎かになる悪い癖があるので、そういう時はちょこっと諦め別の小説に着手することも多々あるのですが。


今月は怠けてペースが乱れたので、短篇中心に読んでおりました。うーん、やっぱりまだ長編って苦手だなあ。
集中力というものが本当にまるで育っていない(笑)

では最近読んだものをいくつか。


□夢野久作 「少女地獄」

「瓶詰の地獄」を読んでからすっかりハマって、早速に買った二冊目。
今、「犬神博士」読んでるけど、これは長編だから時間かかりそうだわw

タイトルは作中の短篇のうちの一作なのですが、前篇通して女性がキーになるお話です。
「少女地獄」なだけに、女性の心理の裏側や、闇がおどろおどろしいし、
時代背景も戦前ということもあって余計に不気味さを醸し出しているのだけど、
現代にも通ずる人間同士の絡みがあるのよねえ。

一見、男性が怖いじゃない、っていうようなお話もあるのだけど、やっぱりその裏側に潜むは女の影。

夢野久作自体、作家だけじゃなく、陸軍少尉でもあれば、新聞記者であったり、郵便局員だったりと、
多種多様な経歴を持つ人で、それだけに様々な人間模様にぶつかっていたのかもしれないけど
それにしても、その思考回路は一体どうなってるんだろう、って生きてるなら聞いてみたい(笑)

そろそろ問題作?とされる「ドグラ・マグラ」を読みたいところだけど、やっぱりまだ怖いし読みきる自信が持てないなあ(笑)


□アンソロジー 「female」

五人の女性作家が女と性をテーマにした短編集です。
これはねえ、私が23、4歳くらいのときかなあ、
映画が先か小説が先かは忘れちゃったんだけど同名の映画が公開されて、それを見にゆき、DVDも買ったという(笑)
その原作本を古本屋で見つけたので買ったのです。

なんでかは、このお話のうちの一つ、小池真理子「玉虫」に加瀬亮が出ていたから(笑)

いや、でもねえ、この時の加瀬くんのカッコよさったらなかったのですよ、しかもめちゃくちゃエロいし。
加瀬くんもいいんだけど、共演者に小林薫だもの、見ないわけにはいかないよ。
こりゃ外せない!と映画館へ出向き、かつDVDも買いました。うーん、やっぱりいい。

で、脱線しそうなので、映画はひとまずおいときまして(笑)

原作と映画とではちょこっとストーリーが違うのね。
ちょっとエンディングとか、話によってはキャスティングも違いましたが原作も面白かったです。
アンソロジーは読みやすいので、とんでもなく読むのが遅い私でも半日かからず読めた(笑 どんだけ遅いんだw)

テーマは、エロスなのだけど、文体とか内容はそこまで重たくないので、意外と爽やか、かも。
(映画は、映像なだけにかなりエロかったので、とっても刺激的!)
そんなに構えなくても、一女性として恋愛について共感できるような内容ではないかな、と思われます。
でも、恋したいぃーという強烈な願望にいざなうまではいかないので(笑)ちょっと気楽に読むにはオススメですw


はてさて……。

もうちょっと書こうかとも思ったんだけど、時間も時間だし(笑)長~くなっちゃうのでこの辺で♪

また続き書けたら書きま~す (´ω`)ノシ
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by koco_hinata | 2012-10-26 01:33 | book | Comments(0)

読書の秋?

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こんにちわ。特別にネタがないので、今読んでる本と、何度となく開いてしまうお気に入りの本でも。

左から、夢野久作「瓶詰の地獄」

なんで読もうと思ったんだっけなあ。あーそうだ。
ボトルメールのウィキペディアを読んでいて、そこにボトルメール(瓶詰の手紙)を題材にした小説、
と紹介されていたところに前出の「瓶詰の地獄」を見て読みたくなったんだった。

夢野久作自体にも興味が湧いたんで、「ドグラ・マグラ」が読みたかったんだけれども、ちょっと勇気がなかったので(笑)
短編集でもある「瓶詰の地獄」から手に取ったのでした。

でもこれ、まだ途中。四篇しかまだ読んでないのですけど、すでにハマりかけてるので載せてしまいます。
いやあ、でも載せたはいいけど、どう感想というか思ったこと書いたらいいのかまるでわからない(笑)
怪奇といえば怪奇なんですね、ホラー。どう怪奇かというと得体のしれなさ、というのもあるのだけれど、
それ以上に人間が持ってる心の裏側がホラーなのかなあ、と思ったりする。

それを、抽象的に……? 
うーむ、どうとでも解釈できるような描き方をしているからどこか非現実な幻想色が満ちて感じるけれども、
なんだろう、うん、わからない(笑)

でも文章と言う形だけで、この世界を描くその想像力が、怪奇です、もはや(笑)

もっともっと柔軟な頭にしたいと思いながら、続きを読もうと思います。


さて、右は前者とは打って変わって対照的な? 春くらいに刊行されたばかりの(多分)戌井昭人「まずいスープ」

春先頃に、あまりに本を読んでいないのでさすがに読まないといかんだろう、と本を読むことを決めたのはいいものの
何から手をつけたらいいのかわからん、と悩んでいたときに新刊コーナーで見つけて買ってみた本だったのですが。

面白くて面白くて一気に読みましたw

解説でも書かれていたことに納得だったので、ちょびっと引用します。

 戌井さんは一種、『どうでもいいとこがうまい』とでもいいたい魅力がある。
 もうホントにどうでもいいんじゃないの、というところがめちゃめちゃ調子づいていたりする。
 言われてみれば、世界は大体、思いもよらぬところで調子に乗っている。

ほんとにそうでした(笑)どうしてこんなところに目が行ったんだろうw と。思わず声を出して爆笑してしまった。
なんだろうなあ、活字で読んでいながらにして、頭の中で動いてるキャラクターたちのシュールな表情が、浮かんでくるんですよね。
それが私個人のどツボで、しばらくはまって、本読めない時もありました(笑)
だからまあ、出てくる人間のみな、いとおしいこと。

表題作の「まずいスープ」もとっても面白いのですが、
個人的には他二編の「どんぶり」と「鮒のためいき」もたまらなく面白かったです。


たとえば、夢野久作のような独特の世界観にどっぷり浸れる小説も面白いし、
凝り固まっていた思考や価値観を破壊される感覚も気持ちがいい。

はたまた、まずいスープのようなありふれた人間の生活感にくすっとブハァ、と笑う小説もまた気持ちがいいわけで。

うーん、奥が深いね!(まとめ、軽っ!)
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by koco_hinata | 2012-09-24 12:35 | book | Comments(2)

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大変!!!
かなり更新が開いておりました。。。ヒィ━(;◉;д;◉;)━!!

体調がイマイチだったり娘の風邪が微妙に続いていたり、引っ越しの準備でてんやわんやしております。。。
でも根がグウタラなので、グウタラしまくってもいるのですが(笑) 
PC周辺が暑すぎることと、散らかってるところから更新が滞りました。。(言い訳)

てなわけでネタもないので、この前購入した絵本のご紹介でも。


『ペツェッティーノ』
以前「スイミー」を買ってから、レオ・レオニの絵本に興味を持っているので、
ちょくちょく集めようかと買った二冊目のレオニ絵本。

絵もすごく素敵で大好きなのですが、お話の世界観が好きです。大人が読んでもハマれる♪
谷川俊太郎の翻訳もいいのですね。

スイミーは教科書で読んだことが、という声をよく聞くのでとても有名でわかりやすいお話なのですが
ペツェッティーノはちょっと子供には難しいお話です。

大人でも、読んで噛み砕かないと、わからないメタファーに富んだお話。

でも子供には難しくても、読み続ける意義はとてもあるように思えます。

そして次に紹介する本にも言えるのですが、絵の色が綺麗です。

娘には、色とりどりのものに触れさせたい、
(といいつつもなかなか外に行って植物などを見せたりする機会が乏しいですが。。)
とずっと思っていたので、選ぶ絵本も色に富んだものや、絵の綺麗なものを選ぶことが多いかな。

まだまだレオニの絵本はたくさんあるので、ちょこっとずつその世界にはまってみたいですね^^


『あさになったので まどをあけますよ』
続いてはこちら。

荒川良二さんの絵本。
名前は聞いたことがあったけど、そういえば作品に触れたことがないなあ、と思ったのとこの絵本の絵がとにかく美しい!

色とりどりに、街の絵も、山々の絵も、海辺の絵も、空も、すごく丁寧に細かく描かれていて、これはいいな、と思い選びました。

お話もとてもいいです。単純なんだけど、とっても深い。こちらはすごく文章がシンプルなので、小さい子供にもわかりやすいですよ。
でも、大人が読んでもその深さに考えさせられちゃいます。

荒川良二絵本も、これからもっと読んでみようと思いました。


どちらも私の個人的意見になりますが、すごくお勧めです(*´ェ`)ノ
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by koco_hinata | 2012-07-18 11:04 | book | Comments(2)

愛しちゃうなあ

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前にも何度か書いたけれど、連城さんの小説は好きです。

何が好きって、多分一番は、出てくる男性がとても愛おしい男たちなところなのかも(笑)

いや、勿論それだけではないのですけど、
でも個人的には特筆してしまうほど、出てくる男たちが、みな、愛おしいキャラクターなのです。

似ているようで皆当然違うし、
この写真に乗せた「もうひとつの恋文」と以前読んだ「恋文」の短編集の中の男性たちは
モデルとなってる実在の方々もいるらしいのですが、にしても、描き方もあるのでしょうかね。
とにかく胸を擽られます。

そんなに恋愛経験豊富でもないですが(そんなにも何も、旦那しかない悲しいあっさい恋愛歴。。)
出てくる男たちと実際に付き合ったらすごい大変だろうなあ、とか、すごい腹立つんだろうなあ、とか
いろいろ思ったりもするのですが、いやあ、でもこれは愛しちゃうなあ……って思ってしまう(笑)

どの男たちも、これまた欠陥だらけのダメ男とか、どっか抜けていたりするような男たちなのだけれども
でも、男って皆そうなのかもしれないなあ、とかって得意げに思ったりして(笑)

そう思うと、身近にいる人々も、視点を変えるとみんな愛おしく思えたりするのかなあ、とすら思うわけです。

まあ、それはやや大げさかもしれませんが、でも恋しちゃいそうになるくらい、登場する男がツボすぎますw

あ、でもね、男たちばっかり述べてしまいましたが、当然ながら、女性陣もやっぱり愛おしい女たちなのですよ。
だから男がより愛しく感じちゃうんでしょうね。

物語もいいのですよ。
元々ミステリーも書かれるそうなので、展開が巧妙ですね、男女が中心となる物語なのに。

とても感情を揺さぶられまして、胸が熱くなってしまいました。


以前読んだ「恋文」についても、思わず興奮しながら書いてますけど、
どれもいいのですが、やっぱり「恋文」に収録されている「私の叔父さん」はツボすぎます。また書いちゃいますけど。

あ、でもやっぱり全部いいなああ。

「もうひとつの恋文」では、「紙の灰皿」という物語が個人的には感動ですw
うん、でもやっぱり五篇とも素晴らしいですけどね。


うーむ、恋したい!!(笑)

恋したい、というのは常日頃、お金持ちになりたい、と同じくらいの人生のテーマですけど(笑)

『恋文』『もうひとつの恋文』を読むと、誰かを愛したいなあ、なーんて思ってしまいますね。(*´益`*)ウフ
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by koco_hinata | 2012-06-21 23:30 | book | Comments(0)

朗読劇気取り

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またしても写真はインスタですが、止まっちゃいそうなので更新ww

今回は、絵本についてでも。


読み聞かせを普段から熱心にしているわけでもないのですが、嫌いではありません。

最初は興味もなかったし、億劫だったのですが、娘が興味を持ち出して読まされるようになり、
しょうがないなあ、とちょっと嫌々ながらも、
どうせ読むなら、と本気で読んだら、これが思いの外楽しいじゃないか、と(笑)

気分は朗読会です。朗読のプロになりきって読むわけです。(あくまでも個人的にww)
自己満足で子供のためって意識がないですけどね(笑)
でも結果、娘は喜んでるしいいか、と、まあそれでもたまにですけど、ね(○´д`A)フキフキ


そこで、お気に入り絵本紹介コーナー(また勝手なコーナー設立ww)

まずは、新美南吉の「手ぶくろをかいに」と「ごんぎつね」。

これはとても有名なおはなしだとは思いますが、私も小さい頃から好きな本で、
特にこの手ぶくろをかいに、の絵がすごく好きでした。だから、これは実家から持ち出した私の絵本。

白銅貨という響きと、子ぎつねが人間の手を思わず出してしまうところがどうしてか小さい時から好きです。

子供の時に読んだ時の感じ方と、
母親(と立派に言えるような母親してないけど。。)になってから読む感じ方はまた変わりますね。

「ごんぎつね」は、読み聞かせしていたら、久しぶりに読んだ日、
クライマックスに泣けて思わず声が震えました(笑)

童話だけれども、双方の相容れないものとか、どうしてもすれ違ってしまうものというのは、
この童話が作られてから半世紀以上経つ現代にも、通じるところがありますね。

どちらもとてもとても素晴らしいです。(*´ェ`)ノ

ごんぎつねの方は、名作集なので、同じく「手ぶくろを買いに」、他にも小泉八雲の「むじな」とか
宮沢賢治の「注文の多い料理店」が収録されていて、どれも私の好きな話です。
これを持ってたから今でも好きなのかもしれないけど^^

気が向いたときくらいしか読んであげてないけれど(笑)古い日本の童話をもっと読んであげようと改めて思います。

また機会があれば他の絵本も紹介してきますー(ネタ不足解消のためww)
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by koco_hinata | 2012-06-16 00:48 | book | Comments(0)

模様

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このままではまた更新サボりそうなので、無理矢理更新しますw

とはいえ、近頃写真も撮れておらず、どこか出かけたということもなかったので、ネタがない!

なので、とりあえずここ一、二か月で読んだ本を写真に撮り、さあ、感想でも書こう!と思ったのですが
全くもって浅はかな文面しか思いつかずに、ペン(じゃなくてキーボードだけど)が進まず止まってしまった。

感想はやめます、いやーとても、言葉にできない(笑)なさけねっす。

けどね、どれも素晴らしくよかったです。
どれもよかったのですが特に、
福永武彦氏の「草の花」は、感動的なクライマックスというわけでは決してなかったのに、最後涙が出ました。
胸が熱くなりすぎて、しばし放心状態に。。(笑)愛って深い!深すぎる!(感想、あっさ!)

連城さんの小説はやっぱり好きですね、多分。(つっても読んだのまだ二冊だけどwww)
人の心の機微の描き方がとても繊細で、感服。
ミステリアスに描かれているのですが、展開がミステリーということよりは
人と人との感情の絡みあいそのものが、ミステリアスなんだなあ、と思いました。

武者小路実篤、という名前だけは聞いたことがあったけれど、作品を知らない、いわゆる文学作品。
(こういう言い方は乱暴かもしれないけれども、読む前の自分の状態です)
けれども、友情の中にある、かけがえない友情だからこその嫉妬や、対抗意識、
その中で繰り広げられる恋愛の模様に、時代背景は全く違うのに、共感を覚える部分も。偉そうだけど!

森瑤子さんの、これは短編なんですけど、いやあ、男女のもどかしい関係と女性の心理が、
赤裸々かつ、けれど清くて、時々、ちょっと! この気持ちどうしたらいいの!? 
という感覚に襲われもしました(笑)
私の人生に、こんな恋愛経験は皆無だったんですけどねww

武者小路実篤と、福永武彦は昭和初期くらいの作品なので古いですが、
連城さんのも森さんも、私が過ごしてきたタイムリーな時代ではありません。
当然、小説の中の経験は、私には遠すぎるもので、似ても似つかない。

けれど、共感できる感情もあったり、今でも感覚が決して遠いとは思わなかった。
つまりは、人はいつの時代も、やはり人なのですね。

「人間」って生き物は厄介だけれども、愛おしい生き物だなあ、と改めて感じました。

以上ー!(笑)ってそういえば冒頭で感想は止めるって言いながら書いてるし (*;゜;鑾;゜;*) ブッ
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by koco_hinata | 2012-06-08 22:15 | book | Comments(2)

機微

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 □ Kodak G100 □ 
 多摩動物公園の入り口に居座るトラ。すごい微妙な顔が衝撃的(笑)


まだ読み終わってない短編が一話残っていますが。

連城三紀彦さんの「恋文」を読んでます。「恋文」含めて五話の短編集です。
これも実家から借りてきたやつ。

「恋文」は、読んでいたのは電車の中だったけれど思わず泣きそうになってしまった(笑)

あと一話も早く読みたいのだけれど、

いやあ、個人的な感想ですけどね、とにかく人の心の機微がすごく丁寧に描かれていて、読んだ後はため息です。
そしてこれまた出てくる男の人が、ほんとどうしようもない男たちなんだけれど、憎めないというか
愛すべき人間らしさというのか、いとおしくなってしまうんですよね。

でもほんとにね、どうしようもないんですけどね(笑)もちろんいい意味で。

でもそれを支えてきた(はずの)女性たちもまた、逞しいけれど、それが仇になってしまってるというか
やっぱり、どうしようもないんですよね。

痛々しいくらいに、精いっぱい誰かを愛していて、生きてる様が描かれていたので、とても惹き込まれてしまった。


写真撮るようになったり、本を読むようになって思うんですが、人間って面白い。

人間なんてキライ! ってちょっと言ってたりしたけれど、ほんとはそう言いながらも
人がすごい好きなんだなあーって、気付いてきました(笑)


さてとー 残りの一話を読もうかな!


で、読みました。

いやあー!!
最後の話、個人的には強烈に好きです、というかもう、主人公の男性が、ダメだ、好きすぎる。
あたしが探してる(理想のwwww)男に似てるよ、いや、そのままといってもいいよ、どうしよう(笑)
(そういう理由!? しかも浅い言い方!ww)

でもー! もうそのくらい、ちょっと言葉など選んでいられないくらいに、ツボすぎてしまって、
この気持ち、どうしたらいいのだろう、って感じです(笑)

どうしよう、これじゃあ、しばらく違う本に手がつかないよ。。。

本当によかった、気持ちの機微がとても美しくて、感激です。


あー、でもまた違う本読もうー!

一話一話、いろんな世界や、その活字の中で生きる人々に触れることが楽しいです(*´ー`)ノ
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by koco_hinata | 2012-05-08 15:31 | book | Comments(0)