ココ色吐息

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明るい闇

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□ Kodak ULTRA400 □

熱中時代の時は、それ一辺倒しかネタが書けない無能ぶりなので、映画ネタですだよ。
写真は関係なしです。娘にcloversunのカメラを持たせていたので、娘が撮影した写真。
なんか怖いので(笑) コワイ繋がりで。コレ↓

■ アメリカン・サイコ

バットマンシリーズを見て、クリスチャン・ベールにすっかりハマり、まず見たい、と思った作品が、「アメリカン・サイコ」
主人公パトリック・ベイトマンは、昼はエリートサラリーマン、夜は殺人鬼。
殺人欲に駆られた男が次々と欲望にまかせて殺人を繰り返す話。
と一口で語ってしまうととても薄っぺらい(けどこれでも充分私は興味津津だけど)印象となってしまうけど、
実際はもっと深いストーリーです。噛み砕くほど見ごたえがある作品だと思う。

私はベール見たさ、という動機があるけれど、そうじゃなくても二度三度みても面白いと思った。
もともとこういうジャンルが好き、というのもあるけど。
苦手な人は受け付けられないと思うし、どういうこと?と思う人も多いかも。
私も、むむ?と思ったけどそこから消化するのが好きなので、いろんな解釈を知ったり、
何度か見て、ああ、こういうことか、と納得を繰り返して、私にとっては好きな映画の一つになりましたですね。

敢えて詳しいストーリーは伏せます、うっかりネタバレしてしまいそうだし、
えー観る気ないけど話知りたい、と言う方は、ググってみてくだされ。 
→ アメリカン・サイコ (ググり先)
→ アメリカン・サイコ (便利なwikipedia)

見どころはいっぱいあるけど、なんせ見事にサイコパスを演じたベールが最高によかった。
なんてったってアホすぎて(笑) これは褒め言葉で。
トレイラーやスチール観るだけでも、ベールの狂人ぶりが見てとれると思うんだけど、
返り血で高級スーツを汚さないためにレインコートをウキウキで着用、まさか殺されるとも知らずにきている友人を斧でぶった切る。
理由は、自分よりいい名刺を作ってたから、それだけ。真赤に染まった顔のまま、無残な姿の友人の前で葉巻を吸ってひと息。
またの日には、素っ裸に白いスニーカーでチェーンソーを持ち血まみれ笑顔で娼婦を追いかける。
しかもナルシストだから、裸は鍛え上げられ、日焼けサロンで焼いたこんがりムキムキ姿。いやもう、アホでしょう(笑)

これだけじゃないですが、有名なのはここらへん。
殺戮シーン…いや、だけじゃないな…、終始こんな感じなので怖いというより爆笑です。
ブラックユーモア色が強い、という方がいいのかな、殺人鬼とはいえバイオレンスではないですね。
あ、サイコパスなシーンはもちろん、ちょっとエロくもあります。そこもとってもアホむき出しです。いい意味で。

なので、グロイのはちょっと、という人でも「アメリカン・サイコ」はとりあえず安心していいよ、と言いたい。
私はグロイのが無理なので、実は観るまでエグかったらどうしよ、とドキドキしましたが、返り血とか死体こそあるものの、
具体的に描いていないので、映像はグロくはないです。食事中でも大丈夫。多分(笑) や、私は平気だった。
言いたいことは殺人ではなく……、というところがミソなので、殺人シーンはあっさりしてます。(ん、ネタバレにはならんよねえ)

ベイトマンの狂人ぶりはもう冒頭から遺憾なく発揮されてるなあ、と思い、私は冒頭のシーンが結構好き。
ベールの笑顔が既に黒い(笑) キタわ~、こりゃキタわ~、と興奮いたしました。(私も相当変人だなあ)

解釈しようによっては内容は考えさせられる話になっていると思うので、興味があったらぜひ。

まだ観てないけど、ちょっと前には似た設定の、伊藤君(伊藤英明)主演の「悪の教典」がありましたね。
いつか見てみよう、返り血防止でレインコートとか、オマージュじゃないの?と思うところがあるけど、違うのかなー。


■ コールガール

1971年製作。結構古い映画。
とある田舎町の科学者が突如失踪してしまう。
その数ヶ月後、科学者が送ったとみられるニューヨークに住むコールガールへの手紙が発見されるが、
それは実に卑猥な内容だったため、彼の友人でもあり、探偵(刑事?)のジョン・クルートに家族は捜索を依頼する。
ニューヨークまで赴き、調査を進めるクルートは、手紙の受け取り主である、コールガールのブリーに接触を図るが、
他人とコミュニケーションを持とうとしない彼女に突っぱねられてしまったので、
致し方なく彼女と同じアパートの部屋を借り、電話を盗聴、彼女の行動を監視することに。
ブリーも自身の身辺で不審なことが続くため、恐れを抱きクルートを頼るようになる。
クルートの捜索にも協力し、関係者を洗う二人。
次第にクルートはブリーに惹かれ始め、ブリーもクルートのこれまでの男にない包容力に慕うようになる、
程なくして愛し合うようになる二人だが、着実にブリーに魔の手は近寄って来ていた。

あらすじはこんなとこ。

印象的だったシーンは、市場に買い物に来ていたブリーとクルート。
これまで男を慕ったことはなかった、コールガールを続けているのも男より主導権が握れるから。
常に孤独なんだ、と思って来たのに、クルートは自分のいかなる部分も受け入れてくれる。
はじめて抱く感情に戸惑いながら、クルートのカーディガンの裾を摘まむんですね。
腕を組むとか手を繋ぐとかじゃなくて、裾を摘まむことがあの時のブリーにできる精一杯の寄り添いだったんだと思う。

自分がどうしてこんなきもちなのか、これはどういうことなのか、わからないからブリーはクルートを慕っていても不安でたまらない。
自信がない、だけど寄りかかりたい、その微妙な感情があのブリーには溢れ出てた。
それが可愛くもあり、胸が苦しいほど切なくもあって、
そこで見せるクルートの笑顔はブリーを安心させてもいるし更に不安にもしてるんだなと思う。
束の間のホッコリシーンでもあります。
あと、男の裾を摘まむ女の可憐さって、40年前から不変なんだなあ。感慨深いものがありました。

クルート役は、ドナルド・サザーランド。
サザーランド?どっかで聞いたな、と思ったら、24のジャックバウアー演じた、キーファー・サザーランドのお父さんです。
思わず、どきどきキャンプの「本当に、すまないと思うー」のモノマネ思い出しちゃったけど、あれはキーファーの真似じゃなくて、
吹き替えの真似だし、いろいろ違うんだけど、ドナルド・サザーランドでここまで連想してしまったのでした。

クルート役は、とても素敵でしたよ。そりゃ寄りかかりたくなるよ、惚れてまうなあ(今度はチャンカワイの登場)、
彼の愛し方は、私の理想の愛され方ですねえ。ああいう愛され方弱いなあ。とにかくブリーを見守るし受け入れる。
だけど、ブリーが自分の感情を整理できずに、娼婦の雇い主である既知の悪い男の元に戻ると家に連れてきた時は、
全力で嫉妬して男を殴る、そして追い出してしまう激情もある。控えめであり冷静でありながら強烈に愛する。
やーこれですよ、こんな風に愛されたいわけです。

ブリーの絶妙な不安定さを演じたジェーン・フォンダもとてもよかった。

サスペンスだけど、サスペンスというよりも、クルートとブリーの交流に重きが置かれてるので、
サスペンス要素としてはそこまでひねくれてはいないのかな。
古い映画だけど、見やすい作品だったと思いますです。

+++

今回はこの二つー。よかったらご参考まで。(なんの?笑)

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by koco_hinata | 2014-05-22 19:16 | movie | Comments(0)

脆弱な柵

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□ FUJI ACROS100 □

もうちょっとサビついた感じが出ればよかったんですけどねえ、これ。そういうの好きです。

ここ最近で書けることと言ったら、映画かベールについてくらいしかなさそうなので書くことにしますよ(笑)
いや、他にもあるっちゃあるけど、うちわネタすぎますのでね。そしてネタ切れ不足の秘密兵器で取っておくのだ。
(とっておくほどのネタでもない)

暇さえあれば映画を見るほど珍しくハマった、というのは以前書きましたけども、そんなわけなので、
結構(私にしては)数日の間にいろいろ見たと思います。
けど、なんせ読解力や作品をすぐさま理解する能力に乏しいので、同じ作品を何度も見たりもしてるんだけど。
いや、あんたベールが見たいだけじゃないか、と言われたら、ええ、その通りですけどもー。
いいでしょうよ、今の私の唯一の癒しだよ。目の保養なのだー。

その中でいくつか、書こうかな、感想。読書感想文も前書いてたりしてたんで、そんな感じで。


□ 「ダークナイト」

外せないな。これね、毎日見てもいい(笑) そのくらい私にはストライクでした。もはや今更なんだけど。
「ダークナイト」と書いたけど、三部作全部好きですねえ。ビギンズ、ライジングも既に三回くらい見た(笑)
「バットマンビギンズ」「ダークナイト」はhuluに配信されてるので、いつでも見られるんですけども、
トリロジーなのに「ダークナイトライジング」が配信されてない。これは盲点で、気づいたときはショック受けました。
なんせ、これを見るためにGW仕事を頑張ったので、帰ってきてライジングがないことに打ちひしがれました、
huluよ、早く配信してくれっ! てなわけでライジングだけ TSUTAYAデスカスで借りました。あれ返却期限ないから。

もともとアクション映画は娯楽として、ついてたら見るしそれなりに楽しめるし、っていうくらいの好き度合いだったんですね。
敢えて自分で選択して観るジャンルではなかったので、「バットマン」は範疇外といっても過言じゃなかったんですが、
先の通り、クリスチャン・ベール見たさがきっかけで「ビギンズ」を視聴。それですっかりハマった。
というのもただのアクション映画じゃなかったことが、私にとってストライクだったんだと思う。

人間の心理をえぐってるような映画が好きなんですね、ちょっと怖いくらいの。
できれば「SAW」シリーズを見たいけれど、あれは映像がエグ過ぎて見れない、
けど内容はああいうのに惹かれるので、「ダークナイト トリロジー」は内容が私の好きなストーリーでした。

バットマンがかっこよすぎないヒーローなのがいいのだ、
でもヒーローと安易に定義もできない、だから Dark knight 〈暗黒の騎士〉。Dark night ではないんだよ。
毎度ながらにヴィランにイタイところを突かれて落とされる。だけどさ、這い上がるしかないから這い上がってくるのだな。

そしてベールがかっこいい、たまんないね。
華奢な優男が好みだったんですけどね、筋肉隆々も悪くないと思い始めておりますよ。
けどこれのベールのいいところはガッシリしてるけど、役であるブルース・ウェインという人間が、内面は割と脆弱なところ。
だから余計に惹かれるんだなー。戦う分、やつれてくれるのが、こう、グっときちゃうんですね。
疲れた男好きとしては(笑)

うむ、内容についても書きたいとこだけど、あれもこれも、と盛り込みたくなって、かいつまんで書けそうにないので
書かないでおきます、だって、もう語りつくされてるもん。いろんなところで。

主役のベールはもちろんですけど、脇がいいんです。大好きなゲイリー・オールドマン、モーガン・フリーマンが出てるし。
執事役のマイケル・ケインが笑わせてくれるし泣かせる。そして、ジョーカー、ジョーカーですよ。
フィクションにおいての狂人好きとしては最高でした、ジョーカーの存在が深いんだなあ。

なもので、先日のMOZUでの新谷ヒロミのジョーカーぶりには興奮して熱くなってしまうのです、だってタイムリーすぎる。
どんだけ言えば気が済むんだ、って感じです、ハマるとこうなの、スイマセン(笑) 多分まだ言う。

というわけでね、全然レビューにはなってないので、なんの参考にもならないですけど。
また改めてちゃんと書けたら書きます。感想文。まだダメだな~ほめちぎることしかできない好きすぎて(笑)


□ 「ウェイヴ」

ドイツの映画です。実は一年くらい前から見たい、と思いつつ見てなかった作品(笑) 漸う、見ました。

かつてアメリカの高校で実際にあった心理実験の事件を元にして、舞台をドイツに移し、内容をやや脚色して作られた映画。
舞台はドイツのとある高校。ここで勤める体育教師は、「独裁」をテーマとした授業を任されることになってしまう。
生徒達は当然、独裁なんてものに興味もなければ、
なぜ簡単にたった一人の言動に大勢の人々が左右されていくのか理解もできない、といって授業を聞こうともしない。
教師は、実際に「独裁」を体現させれば生徒もやる気を起こすのではないか、と独自の実験に踏み切る。
しかし、それは教師が想定した以上の事態を撒き起こすことになる――

と、簡単なあらましは以上ですが。

独裁、ドイツ、と言えばほとんどの人が連想する、ナチス、アドルフ・ヒトラーです。
けれども、あの凄惨なホロコーストを起こしたヒトラーが存在したドイツ国内であっても、もはや現代の若者には
独裁政権になぜ母国が陥ったのかすら理解ができない時代になってきている。
それほど「独裁」は遠いものになっていると、誰もが思っている。
私も遠いものと、あり得ないものと思っていた。日本だってかつては軍事国家で、ほとんど独裁だった時代もある。

だけれども、この映画を見ると、「独裁」という考え方は、もしかしたらどんな考え方よりも身近かもしれないと思わされる。
私はもしかしたら、独裁者の素質があるかもしれない、独裁を受け容れられる人間かもしれないと、ぞっとする。
いや、もう、独裁しているのかもしれない。
大きかろうが、小さかろうが、何かの集団に属する以上、発生しうるもの。

序盤では授業をおちょくってばかりで、まともに聞こうともしなかった生徒たちは、
独裁の授業を進めるたびに一体感を持ち、授業を楽しく真面目に受けるようになる。
一見すれば、無秩序であった集団に、秩序が生まれるわけだから、
誰もがこれは素晴らしきことだと、うまくいっているのだと、思ってしまうこと。

でも、無秩序であることと秩序あることと、無法地帯であること、法治すること。
その境界線がとても曖昧で、いくらでも逆転する脆さが恐ろしい。つまり、遠い話では決してないということ。

この映画のレビューに、
「物語には、独裁にのめり込む人々に、それはおかしいと止めにかかる人がいるが、
彼らを、うざいな、ジャマだな、と少しでも思ったあなたは、独裁に支配されている。」
と書いた方がいた。ドキ、っとしましたね。心なしか、鬱陶しく見ていた自分に気付いた。

遠い時代の、遠い国の話は、遠くない。すぐそこにある。
その時、はたして私は、他人を空気を自分を失わずに立っていられるか、正直、わからない。


+++

げ、すごい長くなってしまった、しかも二つで。短く要点まとめる、というのがとことん苦手です(笑)
しかも、ダークナイトとウェイブの温度差の激しいこと(笑) まあいいや。

と言うわけで他の作品はまた後日! 期待してないと思いますが、ネタがないから書きますよ。


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by koco_hinata | 2014-05-20 20:27 | movie | Comments(0)