機微
まだ読み終わってない短編が一話残っていますが。
連城三紀彦さんの「恋文」を読んでます。「恋文」含めて五話の短編集です。
これも実家から借りてきたやつ。
「恋文」は、読んでいたのは電車の中だったけれど思わず泣きそうになってしまった(笑)
あと一話も早く読みたいのだけれど、
いやあ、個人的な感想ですけどね、とにかく人の心の機微がすごく丁寧に描かれていて、読んだ後はため息です。
そしてこれまた出てくる男の人が、ほんとどうしようもない男たちなんだけれど、憎めないというか
愛すべき人間らしさというのか、いとおしくなってしまうんですよね。
でもほんとにね、どうしようもないんですけどね(笑)もちろんいい意味で。
でもそれを支えてきた(はずの)女性たちもまた、逞しいけれど、それが仇になってしまってるというか
やっぱり、どうしようもないんですよね。
痛々しいくらいに、精いっぱい誰かを愛していて、生きてる様が描かれていたので、とても惹き込まれてしまった。
写真撮るようになったり、本を読むようになって思うんですが、人間って面白い。
人間なんてキライ! ってちょっと言ってたりしたけれど、ほんとはそう言いながらも
人がすごい好きなんだなあーって、気付いてきました(笑)
さてとー 残りの一話を読もうかな!
で、読みました。
いやあー!!
最後の話、個人的には強烈に好きです、というかもう、主人公の男性が、ダメだ、好きすぎる。
あたしが探してる(理想のwwww)男に似てるよ、いや、そのままといってもいいよ、どうしよう(笑)
(そういう理由!? しかも浅い言い方!ww)
でもー! もうそのくらい、ちょっと言葉など選んでいられないくらいに、ツボすぎてしまって、
この気持ち、どうしたらいいのだろう、って感じです(笑)
どうしよう、これじゃあ、しばらく違う本に手がつかないよ。。。
本当によかった、気持ちの機微がとても美しくて、感激です。
あー、でもまた違う本読もうー!
一話一話、いろんな世界や、その活字の中で生きる人々に触れることが楽しいです(*´ー`)ノ
by koco_hinata
| 2012-05-08 15:31
| book