ココ色吐息

見詰めてみる

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こんばんわ。本日は旦那はん、上司に連れられギーロッポンまで行っております。
その上司さんの場合は、六本木の有名なクラブに連れて行かれるらしいから、行きたい、と言ってるけど、まあ、叶えてくれません。
いいなあ、めっちゃ美人ばっかりなんだって、私のが行きたいよ!!
旦那はヤダなあ、なんて贅沢を言うので、だったら代わってほしいです。フンッ!

さて、そんなわけで時間ができたんで、更新したばかりですがまた更新。書けるときに書かないとねww
前回に続き書けたら書きます、と言った本ネタで。あくまでも私個人の感想ですので悪しからず(;^ω^)


□フランツ・カフカ 「変身」

朝起きたら、巨大な毒虫に変わっていた、というとっても有名な小説です。やっとこ読みました(笑)
海外ものはいくつか買ってはおいてるんだけど、なんだかまだ読めていないのが実情なのですが、
カフカの「変身」だけはものすごく読みたかった。

朝起きたら毒虫、っていうだけでもとても興味をそそられるのだけれど、カフカ自身にも興味があったから。

以前、読売新聞の一面に掲載されている編集手帳というコラムを読んでいたら、
現代のいじめなどによる自殺者が多いことと、カフカの生涯とを絡めていて、少し胸を熱くしたことがありまして。

カフカはとってもネガティブな人で、絶望しきって生きていた人。
残した文学が評価されるようになったのは彼の死後で、生きている間には認められることがなく、
結婚を切望していたのに家庭を築くこともできないまま、孤独な40年のその生涯を閉じたのだそうです。
何一つ叶えることも、成すこともないまま、後ろばかり見ていた人生。
下記少し引用。

  将来に向かって歩くことはぼくにはできません。将来に向かってつまづくこと、これはできます。
  いちばんうまくできるのは、倒れたままでいることです。(フェリーツェへの手紙より)

このカフカの後ろ向きに触れ、コラムにはこう書かれてました。
それでもカフカは自殺だけはしなかった、倒れたままでいたからかもしれない。
生きるのも嫌と思った時はどうかそこに倒れてくれないか、と。

全文引用してしまうのも宜しくないと思うので、あまり書けないのが残念ですが。。
読売新聞で会員登録しないとネットでは見れないんですよねぇ。(;´Д`)

でも、そんなカフカに、カフカの生き方に触れてそのように書かれていたコラムに、胸が熱くなってしまいましたよ。

だから、余計に「変身」は読みたくてしょうがなくなって読んだわけです。

印象的な始まりなのは有名だったので知っていたけれど、そこからの想像で
毒虫になった主人公が毒虫としての生涯の生きざま? 毒虫の主人公ありきの内容なのかなと勝手に憶測していたのです。
でも読みきってみると、これは毒虫になった主人公が主人公ではなくて、毒虫になっちゃってるのに脇役だった。
(笑)
すみません、すごくよくわからないですね(笑)

あくまでも主人公はグレゴール(毒虫になっちゃった人)じゃなくて、グレゴールを取り巻く家族や知人なのだと気付かされる。
毒虫になってしまったグレゴールの目線から、そこに犇めく人々の動きが繊細に描かれていたことに読みきってから気付くんです。
その秀逸さたるや。評価されて当然です。

最終的に非業な結末をグレゴールは迎えてしまうのだけれども、
それでも残された家族たちの時間は変わりなく延々と流れ続けることを最後までグレゴールの目線で描かれてます。

変身というのは、単にグレゴールが毒虫に変身してしまったことだけについて言っているのか、それとも別の視点があるのか。
噛み砕く度に新しい側面が見えてくるような、深さがありました。また改めて読んだときに、違う気持ちを抱くような気がします。

私が買った文庫本にはもう一遍「ある戦いの描写」という話も入っています。こちらもこちらで深い。ちょっと難しかったなあ。
男同士の対峙を描いているんだけれど、もしかしてその背景には別の意味が隠されていたりして……、と窺ってみたりして……。
違うかもしれませんけどw


□村上龍 「ダメな女」

こちらはエッセイです。ダメな女と題されていたら、そりゃ手に取っちゃうって(笑)駄目女だものwww
でもライトなダメ女の言及なだけ、だと思うとちょっと怪我します(笑)

古本屋で見つけたので、今読む私は少し時代錯誤な部分があるのだけど、
私がちょうど高校生か、二十歳前後の頃くらいに書かれたものじゃないかと。
だから、一番多感といえば多感な時期の時事問題とも織り交ぜられて村上流女性論が繰り広げられてる。

あー、あんな事件あったなあ、と少しタイムスリップしながら、あの頃の私はどうだったろう、じゃあ今の自分は?
と、見詰め返しながら読んでいたように思います。

そしてやっぱり結論としては、私、ダメな女だわw

だけど、あーあ、ってがっくり肩を落とすわけでもなく、逆に背筋を伸ばされる感覚。
できれば、タイムリーである10年ほど前にこれを読みたかったですね(笑)
そしたら、もう少しマシな20代送れたんじゃないかなあ~……なんて言ってる30歳の私じゃ、ダメダメね(笑)

そうじゃない、そうじゃない。そういうことじゃないのよ。

30代の私。ダメな女かも……と危機感を忘れない女でいようっと(笑)


ではでは、こんなところでおしまい!
またいくつか読んだら感想書きたいと思いむぁっす!
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by koco_hinata | 2012-10-26 20:09 | book